Mother and Child Greeting Card：7710

Alexander Girard

アレキサンダー・ジラードは、20世紀半ばのアメリカンデザインを代表するデザイナー、建築家です。チャールズ＆レイ・イームズやジョージ・ネルソンらと共に、ミッドセンチュリーデザインの黄金期を築き上げました。彼の作品は、その色彩感覚と多様な文化への深い理解によって特徴づけられます。

特に彼の名を高めたのは、1952年にハーマンミラー社のテキスタイル部門のデザインディレクターに就任してからの活動です。当時のオフィスファブリックは実用本位で色彩に乏しいものがほとんどでしたが、ジラードは原色や簡潔な幾何学模様、そしてユーモアのエッセンスを取り入れ、デザインに喜びとおおらかさをもたらしました。

鮮やかな色彩と大胆なパターは、それまでのデザイン界ではあまり見られなかった鮮やかな原色使いと、力強い幾何学模様や抽象的なパターンが特徴です。

アレキサンダー・ジラードは、デザインに「遊び」と「喜び」をもたらし、人々の生活を豊かにした、20世紀を代表する偉大なデザイナーの一人です。