システム手帳に興味があるけど「いまいちサイズが分からない」という方も多いかと思います。
綴じ手帳(ノート型)と比べ、聞いたことがないサイズ表記があるため初心者には分かりづらいですよね。
ひと昔前、システム手帳はビジネスマンの定番ツールとして愛用されていましたが、今では女性を中心に幅広いユーザーに使われています。
その種類は目が眩むほど多岐に渡り、実際にメーカー品や個人制作品を含めたら数千種類のシステム手帳が市場に出回っているほどです。
種類のみならずサイズ展開も豊富で、サイズごとに使いやすさも異なるために「どのサイズが自分に合っているのか?」を模索しながら使っているユーザーが多いのも事実。
それがシステム手帳の楽しみのひとつでもありますが、ご自身に合ったシステム手帳を選ぶには、まずサイズの種類を把握をしておく必要があります。
この記事では、国内で流通しているシステム手帳のサイズについて解説します。
なお、当ショップはバイブル、mini6、M5サイズを取り扱っています。
[全種]システム手帳のサイズ一覧
システム手帳は6種類のサイズがあります。
このサイズはリングバインダーに綴じる専用紙(リフィル)のサイズですので、システム手帳自体は一回り大きなサイズとなります。
※メーカーにより1~2mmの誤差があります。
① A5 - リフィルサイズ:H210 × W148(mm)
システム手帳で最も大きなA5サイズ。
A4コピー用紙の半分をイメージすると分かりやすいですね。多くの文字を書き込めるサイズのため、ハードユーザーや上級者向けのシステム手帳とも言えます。
A5サイズは情報収集の母艦として使うのに適しており、いくつかのサイズを経て「最終的にA5サイズに辿り着く」という方も多い印象を受けます。
また、A4資料を折りたたんで保管できるため、ビジネスシーンでも使いやすいサイズです。
しかし、その大きさゆえに手帳自体が重たく、携帯するには負担があるために持ち運びするには少し不便。そのため自宅・会社のデスクの置くなど持ち歩かずに使うユーザーもいます。
A5サイズは使用目的が明確になっている方にオススメです。
② HB x WA5 - リフィルサイズ:H170 × W148(mm)
HB x WA5という名称はそのスペルの意味を理解すれば簡単です。
- 高さ(H)はバイブル(B)
- 横幅(W)は(A5)サイズ
つまり、バイブル規格とA5規格を合わせた正方形に近い形状で、人気のバイブルでは横幅が足りないと感じるユーザーの声から生まれたサイズです。
2010年にアシュフォード(ASHFORD)が独自規格として発売し、以後も一部ユーザーから根強い人気があります。
その一方、独自規格としてうまれたサイズのため、A5やバイブルに比べるとリフィルの種類が多くありません。
③バイブル - リフィルサイズ:H170 × W95(mm)
システム手帳の中で最も人気がありポピュラーなサイズがバイブルです。
聖書サイズが元になったことからバイブルと呼ばれ、システム手帳では最も一般的なサイズとなっています。
リフィルの種類も豊富で、月間・週間スケジュールの他にも名刺ホルダー、ToDoリスト、定規なども数多くラインナップされており、多くの文房具店やネットショップでの扱いが豊富です。
種類が多い最大のメリットは、手帳を自分らしく自由にカスタマイズしやすいことですね。
カスタマイズできる選択肢が多いことからも、初めてシステム手帳を使う方や、プレゼントにもおすすめなのがバイブルサイズです。
④ナロー - リフィルサイズ:H170 × W80(mm)
ナローは縦がバイブル、横幅がミニ6を組み合わせたスリムなサイズ。
バイブルをよりスマートに携帯できるスタイリッシュなサイズであるため、女性に人気のサイズとなっています。また、男性の場合はスーツのポケットに入るサイズとなっています。(※スーツのサイズによる)
ナローはKNOX(ノックス)が開発した独自サイズですが、今では多くのメーカーが展開しています。
縦ではなく横向きで使うタイプのリフィルもあり、使い方が多数あるのも魅力です。
⑤ミニ6 - リフィルサイズ:H126 × W80(mm)
バイブルサイズについで人気なのがミニ6。
リフィルの種類も豊富のため、購入してから選択肢が多いのが魅力です。
こちらも女性に人気のサイズとなっていますが、男性でも使うユーザーが増えています。これは各社から様々なミニ6リフィルが展開されていることや、SNS映えしやすいことがユーザーを増やしているように感じます。
ミニ6は小さい方がいいけどしっかり書きたい派の人にオススメ。自由な使い方をして自分らしく使うことができる魅力あるサイズです。
ただしコンパクトであるがゆえに、メインの手帳としてはサイズ的に厳しいかもしれません。
⑥マイクロ5 - リフィルサイズ:H105 × W62(mm)
システム手帳の中で最小サイズなのがマイクロ5(MICRO5)。別名「M5」と呼ばれ、5穴バインダーが使われています。
A7より横幅がちょっと狭く、名刺(91×55mm)をひと回り大きくしたぐらいのミニマム手帳のため、簡単なメモや、ジョッター代わりとして使っている方が多い印象を受けます。
また、メジャーなサイズではなかったため一時は多くのメーカーが撤退する時期もありましたが、今では継続販売をしていたアシュフォードを筆頭に手帳ユーザーからの支持もあって、特定の文房具ブランドではバリエーションが整っています。
リングサイズ - リフィル収納枚数
次に、システム手帳を選ぶ上で重要なポイントとして、バインダーのリングサイズがあります。
同じバイブルサイズの手帳でもメーカーによってリンク径が異なるため、その大きさにより、以下のような違いが出てきます。
- 手帳の厚み
- デザイン
- リフィルの収納枚数
そのためシステム手帳のサイズの種類と合わせて、リング径についての知識も覚えておきましょう。
システム手帳を購入する際は手帳のサイズのみならず、このリング径の大きさも知っておくと、購入してから失敗したと思うことは少なくなるでしょう。
ちなみにLETS STATIONERY GOODSで使っているバインダーは
- バイブルサイズ・・20mmリング径
- ミニ6・・・13mmリング径
を採用しています。
ちなみに当店のシステム手帳は、世界が認めるドイツの認定品であるクラウゼ社のバインダーを使っています。
バインダーはメーカーの違いによって開閉のスムーズさが全然違うので、しっかりとしたバインダーを使っているメーカーの商品を選ぶことをオススメします。
以上、システム手帳のサイズ選びの参考になれば光栄です。